スタートした「ビットバレー第2章」 東京・渋谷が目指すITフロンティアを実現するには

【月刊THEMIS2018年11月号】に寄稿した記事です。たまたま発刊日が渋谷ハロウィン騒動と、年末にGMOインターネットの350億円特損計上の公表が重なってしまいました。 THEMISさんから転載の了解をいただけたので。 THEMISのURLはこちら➡︎ http://www.e-themis…

「国は法定半分以下の1.24%」は論外だがAI/RPA時代に障害者雇用は維持できるか

改まらない消極姿勢は批判必至 今年6月1日現在の国の機関における障害者雇用率は1.24%で、法定2.5%の半分以下だったことが分かった。昨年6月の時点では1.17%だったから、0.05%の微増にとどまっている。また47都道府県は2.44%、1,724市区町村は2.38%で…

行政手続きから紙とハンコを撤廃できるか(3) ID/パスワードとマイナポータルの改造

内閣官房が放つ「法人登記」という変化球 経産省DXプロジェクトとリンク 実を言うと、ここまでは以下に記すトピックの「前振り」である。 官邸指針「デジタル時代の新たなIT政策の方向性について」、議法「デジタル化促進法案」、閣法「デジタルファースト一…

行政手続きから紙とハンコを撤廃できるか(2) 年10万件以上の441手続きに照準

電子政府がうまく進まない理由 行政機関には動機がない デジタル技術で社会・経済を根っこから変革していかなければ、労働生産性は向上しないし「一億総活躍」も「働き方改革」は掛け声で終わる。20世紀型のヒエラルキーとルール、プロセスに縛られた現状を…

行政手続きから紙とハンコを撤廃できるか(1) IT担当大臣の顔がみえるようになるかな?

2017年12月の「基本方針」がスタートライン 首相官邸が新指針 12月19日、首相官邸が「デジタル時代の新たなIT政策の方向性について」と題した指針を発表した。IT系メディアには「デジタルトランスフォーメーション」の文字が踊り(筆者もその一翼を担ってい…

ひょんなことで「メガ・プラットフォーマー恐るべし」を知る

Webサイトにログインするとき、「私はロボットではありません」が表示され、その左側にチェックを入れると、「○○のタイルをすべて選択してください」と表示されることがある。グーグルが提供している「reCAPTCHA(リキャプチャ)」と呼ばれる認…

【現代ビジネス】外国人労働者を頼り、低賃金・低成長に陥った「IT下請け」の誤算 日本人がベトナムの労働者と競う時代

日本のIT「周回遅れ」の根源は何か? 安倍政権が、今臨時国会で出入国管理法(入管法)の改定案成立を急いでいる。 この改定案では、「相当程度の知識または経験」を有することが条件となる「特定技能1号」(在留期限は通算5年)と、「熟練した技能」が必要…

【日産自動車】12年がかりで追求したグローバルIT戦略が生むビジネス価値

2016年12月、IT Leadears に掲載したインタビュー記事です。 話題なので。 日産自動車が2兆円もの負債を抱え経営危機に陥ったのは1998年。そのとき構築されたルノー=日産アライアンスが世界で販売した台数は、直近の2015年1~12月に853万台。まさに「V字」…

確定申告の奇妙な案内に思う…国税庁はマイナンバーカードを見限ったか IDとパスワードでOKになるらしい

記事が載りました。 マイナンバーカードとの「決別宣言」? つい先日、税務署からわが家に封書が届いた。開封すると、中に入っていたのは、 〈国税庁ホームページ「確定申告等作成コーナー」で確定申告書を作成されている皆様へ 税務署でIDとパスワードを取得…

時速500kmの試乗会に行ってきた リニア、3Dプリンター、VRに見る「ワープ」の時代

運良く抽選に当たったので、今年8月の末、超電導リニア新幹線の試乗に行ってきた。実験線を18,4kmから42.8kmに延伸し、実用型車両「L0」で最高時速500kmを達成してから5年目。試乗とはいえ1人2000円の「搭乗料」が要る。 住所でいえば山梨県都留市の小山…

「小学校のプログラミング教育」が変なことにならないように

「2020年」と聞いて、すぐ思い浮かぶのは東京オリパラ(オリンピック・パラリンピック)だろうか。エンブレムに始まって、国立競技場、贈賄疑惑、予算規模、ボート会場、築地市場、ボランティアのユニフォーム……とあれだけ話題になったので、記憶に残ってい…

《2025年の崖》があぶり出すのは「適正な経営と投資」の問題

既存システムの棚卸しとデータの正規化 9月9日付で掲載した「経産省「DXレポート」のねらい 《2025年の崖》問題で受託型ITベンダーは再生できるか」で既報のように、経済産業省が「DXレポート~ITシステム《2025年の崖》の克服とDXの本格的な展開~」を発表…

【現代ビジネス】「サマータイム? 2000年問題のときと同じでしょ」は大間違い あの頃みたいな、のどかな時代じゃない

「熱」は冷めつつあるが… 自民党総裁選の陰で、2019年からのサマータイム(夏時間)導入の検討が進んでいる。東京オリンピック/パラリンピック(オリパラ)の省エネと暑さ対策を目的に、2019・2020年の2年に限って、6月から8月末までの3か月間、時計の針を2…

経産省「DXレポート」のねらい 《2025年の崖》問題で受託型ITベンダーは再生できるか

9月7日午後3時から、経産省本館7階会議室でIT記者会向けブリーフィングが行われた 9月7日、経済産業省が「DXレポート~ITシステム《2025年の崖》の克服とDXの本格的な展開~」を発表した。今年5月から8月まで、計4回開催した「デジタルトランスフーメー…

理数系人材をIT領域に誘導するには何が必要か 経産・文科省が8日に第1回意見交換会

経済産業省と文部科学省が理数系人材を先端IT分野の研究開発に誘導する方策を検討する。8月8日に第1会会合が開かれる「理数系人材の産業界での活躍に向けた意見交換会」を通じて、教育機関における理数系教育の実情や産業界が希望する人材像とのギャップ、産…