人手不足も相まって東京・新橋界隈に人型ロボット ちょっと気になり始めた技術と現実の乖離

東京・新橋界隈で見かけた人型ロボット:Pepper(左)とARISA(右)

  コロナ禍3年の空白が明けた直後に生成AIが話題となり、デジタル田園都市構想でドローンや自動走行トラックの社会実装が進むなど、IT/デジタルが社会・経済の変革エンジンになっています。もうシンギュラリティ(singularity)なの? 想定年は2045年じゃなかったっけ? と焦った向きもあるようです。
 シンギュラリティとほぼ同期して進展しそうなのがロボットです。モノ作りや建設・土木、物流の現場では珍しくありませんし、最近は遠隔操作で手術もできるようになっています。しかしそのようなロボットは縁の下の力持ち的な存在なので、目にする機会はありません。
 ところが人手不足が状況を一変させています。
 人型ロボットがあちこちに配備され動き始めました。
■東京・新橋界隈を探索してみたら
 トップに載せたのは筆者が通りがかりに見かけたもので、右は東京・汐留の地下鉄駅近くのツーリストインフォメーションセンター、左はJR新橋駅前のレストランにありました(いました、かな?)。このほかにもJR新橋駅構内にはロボホン(RoBoHoN)型の案内ロボットが稼働しています。新橋界隈にお出かけの機会があったら探訪してみてください。
 地下鉄の人型ロボットは東京・青海に本社を置くスタートアップ企業A.R.Sが開発したA.R.S ROBOTICS INTERACTIVE SOLUTIONS ANDROID、略して「ARISA」で、普段は女性の装いのようですが、新橋では男性駅員に扮しています。音声とタッチパネルにより、日本語、英語、中国語(繁体字簡体字)で対話型の交通案内をしてくれます。画面に表示されるQRコードスマートフォンで読み込むと、案内された情報を持ち歩くことが可能という便利機能を備えています。
 また、レストランの人型ロボットは……  

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