単独二胎とは?

 今日は旧暦の2月2日。日本では桃の節句、中国では、「龍が頭を上げる日」だと言われ、めでたい、めでたい日である。さて、現在中国社会では実際に何が頭を上げているのか

 2013年の年末に、夫婦のどちら側が一人っ子であれば、法律上で2人目の子供が生れられるようになるというニュースが流れ、本当か、若しくはうわさか、社会的に大騒ぎをした。旧正月の幕を下ろすと共に、「単独二胎」の内容が各地域で法律として定められた。
 1978年以来、中国の「計画生育」政策として世間によく知られたのは一人っ子政策(中国語では「独生子女」)だったが、ただ単に一人っ子政策と呼びかねる。
 実は、全ての家族は一人っ子しか生れられないという政策ではなく、わりと複雑な政策で、戸籍や民族等に関わっている。

 例えば、少数民族の家族だったら、一人っ子とは限りない。ただし、少数民族の数が55もあるから、少数民族の中でも何人の子供が生れられるのはその行政地域の政策で決められる。
 その一方に、中国の戸籍と言えば、農村と都市戸籍がある。私が生れる時代は、親の戸籍が農村戸籍で、上の子供が女の子であれば、2人目の子供が生れられる決まりであった。逆に都市戸籍だと、子供一人しか生れられるのは事実であった。
 しかし、なんでも例外がある。都市戸籍の親が生んだ一人目の子供が不幸に身体障害者だったら、もう一人が生れられる。等など、「計画生育」では実に細かく定められた。
 その政策の影響で、2010年の人口一般アンケート調査によると、一人っ子として生れる人口は2.18億人まで増え、少なくとも90%以上の中国家族は一人っ子家族になった。

 「計画生育」が実施して30年間を過ぎた。当初やむをえなく、その政策実施した原因は戦後食材など資源の乏しさと人口の急遽膨大との矛盾ということは理解できる。ただし、中国社会も兄弟なしで育てられる一人っ子の心身上の欠点、わがまま、自己主義等に大きく影響された。 
 「親孝行、謙譲は中華民族の伝統美徳」、テレビではよくそんな宣伝をやっている。その宣伝こそが大勢の人がこういうような美徳を忘れていることの証明でもある。そのほか、数字上の深刻な問題、少子化問題も急に浮かび上がった。
 というわけで、2000年から、上海を初め、人口が減っている所から「双独二胎(夫婦どちらでも一人っ子だったら、子供が2人生れられる)」政策が徐々にはじめ、とうとう今や「単独二胎」も頭を上げた。

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