白血病――子供のキラー

 近年来、世界じゅう白血病患者数は年々増えつつある。中国では児童急性白血病は子供早期悪性腫瘍の中で、発病率と死亡率がもっとも高い病気になった。いつごろから、どうして、白血病が子供にこんなに大きな威喝力を持つようになったか。
 医学統計によると、中国の白血病自然発病率は3/100,000人であったが、ここ数年7/100,000人まで上がってきた。2011年の数字だと、白血病患者数は少くとも400万人を上回った。毎年約4万人程度増えつつあり、その中で50%は子供であり、2歳から7歳までの幼児が多かった。

 白血病の発病原因は複雑である、環境汚染、特に家庭内空気汚染は大きな要因と見られる。臨床医者の経験によると、80%の幼児が発病する前に、家庭内では半年以内に内装工事したという共通項がある。
 インテリア材料の中、合板のホルムアルデヒド、ペンキのベンゼン、大理石のキシレン等は、呼吸器及び皮膚の接触により脊髄幹細胞の正常増殖に大きく影響され、白血病が発病しやすくなる。
 中国では、結婚する前に新郎新婦がマンションを買う事が習慣である。マンションを買うのは家族全員の財力を挙げる家族一番の大事件である。

 そういう訳で、結婚が決めてからマンションを購入し、早速内装工事を進め、結婚披露宴になる直前その工事がようやく完成するのは実態である。インテリア材料に含まれたホルムアルデヒドベンゼン、キシレン等が最初の2、3年間段々発揮し、家じゅうだけではなく、体じゅうに満ちてくる。
 3年前に、筆者の友達がマンションの内装をした後、空気洗浄のために、折り鶴蘭を買ったが、恐ろしい事に3週間後、2階に置いてあった折り鶴蘭が全滅になった。
まだ母親のお腹に居る頃、胎児が無理やり、毎日、ホルムアルデヒドベンゼン、キシレンを満喫させる。彼らの抵抗力は大人より遥かに低いので、白血病の発病率が段々上がってくることは推測できる。とても残念な事でもある。